高校時代のマラソン大会、
山を上り下りする8キロ近い、頭がおかしくなるようなコース。
しかも山の上まで教師が見張ってて、とてもじゃないけどサボれないコース。
本当に面倒なマラソンだった、山の上の少し舗装されたコースの右側を選手は走る。
いつもなら先生からギリギリ死角になる位置でサボる、でも高校最後のマラソン、本気で走りたい!
訳もなく、友人とどちらが先にゴールに辿り着くかで賭けをしていたので本気で走る事にした。
あと本気で走るのはあんまり嫌いではない、山のてっぺん近くまで本気で走って山を下るようにペースを落としながら走った、
そしてゴールまで1キロ程度、、、これで死んでもいい!くらいの気持ちで走った。
ゴール前になると山の上に教師が行っているため応援をする人なんてのはいない。
急に視界の端が白くなった、脱水症状のような感覚
でも負けたくないので本気でとにかく前に走る、その時右側の視界の端、本当は人がいないはずなのに細々と全身が黒い人の形をした ナニカ がこっちを見ていた。
驚きより先にゴールテープが来た、三着程度でゴール。
友人に勝った、そして黒い人が気になってゴール前を見返したが、後ろを追いかけてくる数人以外は、応援している人などいなかった。
一着、二着の友人にも聞いてみたが、『そんな人はいなかったし、脱水症状なら幻覚でも見えてたんじゃね?w』と笑われてしまった。
でも居たんだよ、顔まで黒いはずなのに、視線だけは感じる、人間みたいなナニカが、
見えてないだけできっと俺たちの動きを見て、真似て、いつか気付かないくらい近くにいる。

























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