メンヘラのアオイちゃん
投稿者:四川獅門 (33)
宮野さんは苦渋の決断で、アオイを自分のアパートヘ招いた。
その日から宮野さんはアオイを都合のいい女として扱った。
半年ほど経った。宮野さんは就職してからも、不特定多数の女性と関係を持っていた。
だんだんアオイの体にも飽きてきていた。
ある日、彼が仕事を終えスマホを見ると充電が切れていた。
いつもなら充電が余っている筈なのに、何かおかしい。
帰宅した宮野さんがスマホを充電して起動すると、通話アプリのアイコンの横に「420」という見慣れない数字があった。
「なんだ……これ」
驚いてアプリを開くと、ほとんどがアオイからの着信やメッセージだった。
『何してるの』15:10
『なんで無視するの』15:11
『なんで無視するの』15:11
『不在着信』15:12
『不在着信』15:12
『私何かしたかな』15:13
『不在着信』15:13
『誰といるの』15:13
『ねえ』15:14
『なんで無視するの』15:14
『不在着信』15:14
『不在着信』15:15
『不在着信』15:15
メッセージは何時間にも渡って、数百件送られていた。
宮野さんが戦慄していると、アオイから新たなメッセージ。
『入れて』18:07
『いるんでしょ』18:07
〈ピンポーン〉
玄関チャイムが鳴らされ、ドアノブがガチャガチャと音を立てている。
間髪入れずにアオイからの着信。宮野さんは別れを告げるつもりで、電話に出た。
レディースの香水って普段の会話で言うかな?なんかそこが不自然な感じ。
甘い香水の匂いって言う方がリアルな感じ。個人的に。
暴走族の香り?
具体的な名前書けないからでしょうね。
奥さんは具体的な香水名聞いたんじゃない?