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心霊

410410さんによる心霊にまつわる怖い話の投稿です

部活の合宿で肝試しをした時の体験談
長編 2026/08/09 20:30 167view

高校時代の部活の顧問が亡くなった。
まだ五十代という若さだった。
自分らが在校時代は四十代。ちょうど高校生の母親世代だ。
いかにも体育教師らしい大柄なハツラツとした女性で生徒の評判も悪くない先生だった。

お通夜に顔を出して久しぶりに顔を合わせた部活の仲間内数人で飲み屋に寄った。
最初こそ湿っぽかったが、近況を教えあって昔話に花が咲くとなかなか切り上げるきっかけができず、次の日が休日だったためカラオケボックスで二次会をすることにした。
歌を唄いたい訳ではなく、貸し切りで話せる個室が目当てだった。
男二人、女四人の計六人で繰り出した。

一通り注文したものが運ばれてくると、
女子の1人が言った。

「女子からは話しやすいお母さんっぽい雰囲気で人気あったじゃない?でも、男子はどうなの?多少は女性として意識してた?」
自分以外の男子が答えた。
「けっこう巨乳だったから?」
皆が笑った。
「年が年だし、意識してても言いにくい面があったんじゃないかな?若い先生をかわいいとか言うみたいに簡単には言えないよね、やっぱり」
「マザコンとか言われたりしそうだしね」
「そうそう!」
「でも、うみちゃんを好みと言っても女子からはマイナス評価にはならないかも。女としても魅力あったと思うよ。藤本なんかを好きって言ったら女子から総スカンだけど(笑)」
女性陣から同調の声が上がった。
うみちゃんとは顧問のアダ名だった。

藤本は女子から人気のない二十代の理科教師である。

その時にこっちにも話を振られた。

自分的には誰にも話してない顧問とのとっておきの思い出があった。
ふとその話をその時してみる気になったのは、顧問への追悼の気持ちがあったのかもしれない…

高3の最後の合宿で肝試しをした。
ちょうど男女半々くらいなので、くじを作り男女ペアで行こうと盛り上がった。
その時にあぶれて顧問と一緒に行くことになったのが自分だった。

「やったじゃ~ん!先生と一緒で嬉しいでしょ~!」うみちゃんが自分の肩をポンポン叩いて言った。
皆がドッと笑った!
「まあ、男と組むよりはいいけどさぁ…」
一組だけ男子同士のペアがあった。

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