だが足元を見ると、
ドアの下の隙間から
長い黒髪がゆっくりと部屋の中に入り込んできていた。
慌ててドアを押さえる。
すると髪がスルスルと引っ込んだ。
その代わり、
廊下から女の笑い声が聞こえた。
逃げるように荷物を持って外へ出る。
管理人が待っていた。
「とにかく急げ。」
その時だった。
ドアの反対側にある廊下の窓から
4階なのに、
外側から誰かに叩かれ始めた。
バン!
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