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都市伝説

猫鬼 李桜鑼_0401さんによる都市伝説にまつわる怖い話の投稿です

【4】きさらぎ駅
短編 2026/06/15 20:27 125view

背後から迫る「何か」の気配。
冷たい風が首筋を撫でる。
バッテリーの残量はついに残り1%。

「うわあああ! もう怒った! ウチのこと舐めんな!!」

レムはヤケクソでスマホのカメラを起動。
フラッシュを「オン」に設定した。

『レム!? 何する気!?』
「これでも喰らええええ!!」

振り返りざま、インカメラで背後の化け物に向かってフラッシュを連写!
バシャバシャバシャ! と激しい閃光が、暗黒の線路を真っ白に染め上げた。

「ギャアアアアア!!」

闇に潜んでいた異形の影が、強烈な光に怯んで顔を覆う。

「今のうちに・・・・・・ダッシュ!!!」

レムは痛む足も気にせず、目の前のトンネルへ飛び込んだ。
真っ暗な闇を、ただがむしゃらに駆け抜ける。

プツッ。

ついにスマホの画面が暗くなり、チェルシーとの通話が切れた。
それと同時に、視界がぐにゃりと歪む。

「・・・・・・あれ?」

気づけば、見慣れた地元の駅のホームに突っ込んでいた。
周囲には、スマホの画面を見つめる会社員や学生たち。

「戻っ・・・・・・た?」

へたり込んだレムのスマホが、再び震える。
画面を見ると、バッテリーはなぜか 「85%」に戻っていた。
チェルシーからの着信。

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