「…っ警察!
いや、先に誰か友達にっ」
おぼつかない手でスマホを操作して友人に電話する
きっと、焦りと恐怖と不快感で何言ってるか分からなかっただろうけど友達は来てくれて、とりあえず1回駅で落ち合って警察に連絡して家に戻る手筈になった
合流してからどうにか頭を落ち着けて
友人に今日の出来事を説明する
何が関係あるかわからないから
石像から家に関してまで全部
友人は押し黙って言葉を選んで言う
「それは…もしかしたらその石像の呪いとかかもだけど、家が荒らされた事に関しては確実に人間の犯行だと思うから、それはちゃんと警察に任せよう
もしかしたらそれ以外は全部勘違いかもしれないしね」
そう言われて荒立った心が少し落ち着いた
警察に友人が事情を説明しながら自宅が荒らされた旨を連絡してくれて
それから少し雑談なんかをしつつ来た道を戻る事になった
アパートに着けば警察が玄関前で待っていて
まず事情説明を求められ、家についた時刻からその後の行動などを確認した
次に盗難と荒らされた被害の警察官立ち会いの元、確認をすることになって
友人を外で待たせて
警察官と共に再び家に入る
もしかしたら夢だったかもしれないと思ったけれど、全てはさっき見た時と何一つ変わっていなかった
事前に説明していたとは言え、
リビングに入って四本指の歪な人形と
その四方を囲うしめ縄と紙垂には
警察官の顔も引き攣っていた
ひとまず盗られたものはなさそうだが
壊されたものは多くあった


























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