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心霊

筋首さんによる心霊にまつわる怖い話の投稿です

首吊りごっこ ‐処刑場の木の下で‐
短編 2026/05/01 20:26 69view

遊具で遊ぶみたいに、子供たちは次々と首を吊り、笑い声を弾ませた。

「おじさんも首を吊ろうよ!」

気づけば、俺はロープの前に立っていた。
子供たちに押し上げられ、輪が喉に触れそうになっている。

抵抗しようとしたが、力が入らない。
それでもいいように思えた。
誰にも必要とされていない気がして、抗う理由が見つからなかった。

俺はロープに首をかけた。
そのまま、足が地面から離れた。

喉に触れた瞬間、体がびくりと跳ねた。
空気が入ってこない。
視界が暗くなり、意識が遠のいていく。
もういい……と思った。

その時、木が裂けるような大きな音が響いた。

気づいたら、地面にうつ伏せになっていた。
全身が痛い。
首元にはロープが残っている。
見上げると、木の枝が折れていた。

俺の重さに耐えられなかったのだろう。

子供たちはいなかった。
あれは幻だったのか。
夢の中にいたような気分だった。

「……なんで、俺だけ落ちたんだ……?」

そう呟いた瞬間、風が吹いた。
木々が揺れ、葉が擦れ合い、
その音に混じって、子供の声が聞こえた気がした。

……おじさん、つまらない……。

俺は生かされたのだろうか。
足元は暗く、自分がどこにいて、どこへ向かうのかもわからなかった。

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