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不思議体験

プルプル布顚🍮さんによる不思議体験にまつわる怖い話の投稿です

怪闇小噺 人形
長編 2026/04/25 08:13 173view

家の固定電話が鳴った。表示を見ると、どうやら公衆電話から掛けられている様だ。彼女の親は共働きで家に居ない。Eちゃんは親から連絡が来たと思い電話に出た。

E「もしもし。」

すると、相手は親ではなかった。

「もしもし。私メリー。今S駅にいるの。」

そこで電話は途切れてしまった。きっと人違いで間違って掛けてしまったのだろうと、Eちゃんは特に気にしていなかった。

だが、その電話は翌日も掛かってきた。時刻は四時二十一分。昨日と全く同じ時間である。

E「もしもし…」

「もしもし。私メリー。今M公園にいるの。」

またもやここで電話は切れてしまった。けれどEちゃんは気付いた。昨日言っていたS駅は家の最寄駅、そしてM公園は駅から少し家に近い場所にあるのだ。少しずつ「メリー」は近づいてきているのだ。

また翌日も電話は四時二十一分ぴったりに掛かっていた。

E「もしもし?あの、迷惑なので辞めてください。」

「もしもし。私メリー。今M通りにいるの。」

M通りはもう家のすぐそこである。Eちゃんは恐怖で震えていた。

そして翌日。公衆電話からの電話はまた掛かってきた。

E「あの、迷惑なので掛けないでください」

「もしもし。私メリー。今…」

「あなたのうしろにいるの。」

その声はすぐ耳元で聞こえた。

Eちゃんは恐る恐る振り返った。

そこには…

何も居なかった。

Eちゃんはホッとしてソファに寄り掛かった。そして、気を紛らわそうとテレビを付けた。

すると、そこにはゴミ捨て場で顔が黒く燃えてゆくメリーの姿が映っていた。

「ずっと、ずっと、いっしょだからね」

メリーはそう言った。それからEちゃんはテレビの画面や鏡、窓ガラスなど反射するもの全てを恐れる様になってしまった。

何故ならそこには、黒焦げになったメリーの姿が写っているからである。

それから約一ヶ月後、N県のマンションの一室で少女が焼身自殺をした。亡くなった時刻は「四時二十一分」、近くに黒焦げの人形があったそうだ。

ご覧頂きありがとうございます。ぜひ宜しければ貴方の体験談も聞かせてください。

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