これは、私の父の友人の方が実際に経験されたというお話です。
高校三年生になり、人生のすべてが輝いて見えていた5人の若者がいました。
ある日、彼らは肝試しにぴったりの怖い話を聞きつけました。
「面白半分で行ってみようぜ!」
その一言が、すべてを狂わせる始まりでした。
最初は皆「そんな危ないことやめようよ」と反対しましたが、一人の強引な説得に、結局、翌日行くことになってしまったのです。
車で約30分。彼らが到着したのは、もはや原型を留めていない、廃墟と化した古い病院でした。
「うわ、マジでヤバいな…」
その病院は、手術中に亡くなった患者が多く、いつしか閉鎖されたという曰くつきの場所でした。
5人で行ったものの、そのうち2人はあまりの不気味さに、病院の外で待つことにしました。
「俺たちはここで待ってるから、無理しないでね!」
病院は3階建てで、地下もあり、比較的小さな建物でしたが、その狭さが逆に恐怖を煽ります。
残りの3人は、意を決して病院の中へと入っていきました。
外で待つ2人は、何度も「本当に大丈夫?」「無理しないで戻ってきてね!」と声をかけました。
なぜなら、面白半分でその場所を訪れた者は、毎年行方不明になっているという恐ろしい噂があったからです。
まず、3人は1階を探索しました。
「えー、なんだよ、全然怖くないじゃん!」
「つまんねー!」
彼らは、外で待つ2人にそう叫びました。
それを聞いた外の2人は、ほっと胸をなでおろし、その場に座り込んでしまいました。
「もう帰ってくるだろう」と思っていたのですが、中に入った3人は、さらに奥へと進むと言い出したのです。
1時間後。
「よし、エレベーターで3階行こうぜ!」
3人はエレベーターに乗り込みました。
「えー、ここ、もう使われてないんだろ?動くわけないよな?」
「まさか、壊れてるんじゃないの?」
「まあ、ダメ元で押してみるか。」
彼らは、エレベーターが動かないだろうと予想していました。
しかし、そのエレベーターが、突然、ガタンと音を立てて動き出したのです!
「うわっ!動いた!」
「え?なんで?」
「マジかよ…!」
彼らは混乱しながらも、エレベーターが3階へ向かうものだと思っていました。
なのに、なぜかエレベーターは地下1階に到着してしまったのです。
























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