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不思議体験

たちさんによる不思議体験にまつわる怖い話の投稿です

思春期
短編 2026/03/03 22:59 93view

高校時代に経験した話。

野球の練習試合が終わり、クタクタで早く自宅で休みたかった私は自転車を疲れた身体に鞭を打ち走らせていた。
すると、前方から女子高生らしき人が参考書らしきものを見ながら歩いてくるのが見えた。
「真面目な子だな…」
その程度しか思わず、横を通り過ぎると、
「あの!」
と呼び止められ、驚いた私は急いでブレーキを握り後ろを振り向いた。
「え?俺ですか?」
その女の子は恥ずかしそうに小さく頷きいてこちらを見ている。
「全然、知らない子だよな…」
と思っていると、
「この問題、わかります?」
「え?問題?俺、あまり頭よくないですよ…」

と言いながら問題を見せてもらった。
幸いにも私でもわかる問題だったので解き方を教えると女の子は、
「ありがとうございます!」
と丁寧にお礼を言ってきた。
「じゃ、失礼しますね」
そう言い残し帰宅しようとすると、女の子は自宅で勉強を教えてほしいと言ってきた。
初対面の見ず知らずの人に?という思いと、
女の子と2人で勉強。というシチュエーションに胸が高鳴った。
自宅はすぐ近くにのようなので、少しだけならと言い、その子の自宅へと向かった。

自宅に着くと、両親は今はいないと言われ、その子の部屋に招かれた。
小さな炬燵があり、そこで勉強をしようと言ってきた。
向かい合わせで勉強を始めたが思春期真っ只中の私は勉強の内容が入ってこない状態で、ただドキドキしていた。

しばらくすると、私の足にコツンと何かが当たった感触があった。

その後もコツン、コツンと私の足に当たってきている。
「まさか…この子が?」
私の緊張は一気に高まった。すると、
「ちょっと、トイレ行ってくるね。」
と女の子が立ち上がり部屋から出て行った。
一瞬、緊張がほぐれたがこの後の展開を色々想像してると、コツン、コツンと何が足に当たり続けている。
困惑しているとニョキっと炬燵から私以外の足が出てきた。
私は驚き、「うわー!」と大声を出し、炬燵から離れた。
ほどなくして、女の子が部屋に戻ってきた。
「あ、足が…だ、だれかの…」
うまく話せない私は女の子の方を見て必死に説明しようとしていた。
その子に目を向けると全身に鳥肌が立つ感じがした。
その子の下半身は無く、上半身だけが浮いてるようにそこにはあった。
私は急いで部屋から飛び出し、家を出てすぐに自宅へ帰り、部屋にこもった。

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関連タグ: #トイレ#事故物件#声
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