ついこの間の話なのですが、いつも通り仕事帰りに電車に乗ろうと、目的の方面のエスカレーターを上がってホームに入ったのですが、そのホームだけ人が全くいなかったんです。向かい側の別方面のホームには人がたくさんいたのに。
いつも帰りは満員電車レベルで人がいっぱいになるのに、珍しいこともあるもんだなとか、その時は特に深く考えておらず、スマホゲームで遊びながら電車を待っていました。
そうしたら数分後ぐらいに快速急行の電車が来ました。
発車標の電光掲示板には確かに「快速急行」って書いてあったし、停車駅の一覧には目的の駅名もしっかり載っていたので、何の疑問も持たずにその電車に乗りました。
中は人がまばらに居る感じで席は結構空いており、乗ってる人も皆俯いてたり寝たりしていました。
今冷静になって考えてみれば、席が空いているのに立って俯いてる人がいるというのはおかしいですよね。
でもその時は、いつも満員電車で立って帰っていたので、全然人いないじゃんラッキー!ぐらいにしか考えていませんでした。そのまま端っこの席に座り、スマホをいじりながら発車を待っていました。
そして5分ぐらいして電車が動き始めたのですが、
なぜか目的の駅の方面とは反対方向に進んでいくんです。
思わず「え?」って声が出ました。
もう滅茶苦茶焦って、何で逆いくの!?って思いました。
ですがもう降りられないし、自分がボケてたのかな、でもさっき発車標にちゃんと駅名書いてたんだけどなぁとか、自問自答していました。
駅員さんに聞けばよかったんでしょうけど、そのときはその席から動きませんでした。多分内心では怖くて動きたくなかったんだと思います。
しばらく乗っていたらアナウンスが流れて、「次は~〇〇~、〇〇です」と行ったことはあるけど目的の駅とは思いっきり逆方向の、県を跨ぐレベルで離れている駅名でした。
その時は軽く絶望しました。
それからさらに20分ぐらい乗っていて、とにかくスマホに視線を落として時間を潰しながら駅に着くのを待っていました。なにか妙に長く感じて怖かったです。
結局何事もなくその駅に到着し、慌てて降りようとして席を立ったんですが、そうしたら人にぶつかって。
自分が乗ってる車両には5人ぐらいしかいなかったはずなのに、周りを見たら人がたくさんいる満員電車になっていました。
人がこんなに一気に増えたら誰でも絶対に気づくはず。しかも怖くて神経張りつめていたのにです。それなのに全く気づかなかったんです。
周りの人は本当に普通の乗客でした。
そのまま皆ゾロゾロ降りて行って、自分もそのまま流されるようにして降りました。
結局そこから普通に折り返して帰宅できたのですが、今思えばあれは一体何だったのかと思います。
スマホで車両内とか撮っておけばよかったと思いましたが、その時はそんな余裕はありませんでした。
時間とか正確に覚えてるわけではないので不確かな要素も多いのですが、電車乗り換えアプリで調べても、近い時間でその区間を走っている同じような電車は見つかりませんでした。
でも降りた時にいた周りの乗客も普通だった気がするし、本当に謎です。
あのままあの駅で降りずに乗り続けていたら、一体どこに連れていかれていたのかと考えると、今でもゾっとします。




























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