それに何よりおかしいのは轢かれたと思われる人間です
黒いフードのある上着、紺色のズボン、黒のリュック
これは今の私の服装です
顔は映っていませんが体つきも何だか私そっくりのように見えました
私は怖くなりました
このまま進んで、あの交差点に向かうのはとんでもなく危険に思えました
もしかしたらこの画像のようになってしまうのではないか
そんなことが頭に浮かびました
帰ろう
そもそもこの画像を見つけ出すことが目的だったんだ
画像に映る交差点に行くことは、全然目的ではない
帰ろう
すぐに帰ろう
私は振り返りました
すると1台のトラックがこちらにやってくるのが見えました
さっきまで1台も車が通ってなかったのに
そのトラックはこちらに猛スピードで向かってきていました
「わああああああああああああ!」
私は咄嗟に飛びよけました。
間一髪、私は轢かれずに済みました
風圧が私の身体全体を襲いました
トラックはそのまま一切止まることなく通り過ぎていきました
明らかに私を轢こうとしていました
咄嗟のことでよく確認はできませんでしたが、あの写真に写っていたトラックに見えました
私はそこから走って逃げだしました
駅について運よくちょうど来た電車に飛び乗りました
自宅へと戻るまで私は怖くて仕方ありませんでした
新幹線に乗っている間も、家までのタクシーに乗っている間もどこからかあのトラックがやってくるのではと気が気でありませんでした
無事、家についてからは、しばらく引きこもりました
2週間は一歩も外から出れず、それから少しずつ日常を取り戻していきました


























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