朝、眠いのに目が覚めるとすごく早い時間だったと思います。薄明るい中で、みんなが布団から体を上げて襖の方を見ていました。話を聞くと、言い合いをしていたんです。
班で一番主張のの強い女子が、ふざけんな、全然面白くないからと怒っていました。
なんで襖が開いてるの?誰も開けないって約束したよね、と。
襖を見ると、昨日気絶する前に見たように襖が開いていました。
誰かが、でもそんなことするメンバーじゃないし、昨日閉めたと思ったけど、開けたまま寝てしまったんじゃない?と抑えるように言うと、
「いやいや、私マスキングテープを貼ったけど、真ん中から引き裂かれてるよ」
確かに。襖の扉側と壁側のフチに2枚、引き裂いて残ったマスキングテープがありました。
その日は、班の空気がすごく悪くて。誰かが開けた。という疑いや、誰か開けないか?と信頼しないでテープを秘密にして貼った事とか。そう言うのが空気の中に渦巻いてました。でも、何より、例の着物の霊のせいではないか?と言う3番目の予想をみんな口にしたくないという感じが一番強かったです。
一年後、私はこのことを唐突に思い出すことになります。
なんでも同じ部活の後輩が、同学年の子が修学旅行で幽霊を見た!というんです。
私は反射的に、もしかして角部屋の・・・?というと、後輩はあ、もう知ってるんですか?と落胆しました。いやいや知らんけど・・・と修学旅行の話をしてみました。
後輩は青い顔で、聞いた話と全く同じですと驚きました。そこからみんなが答え合わせのようにOBの先輩たちも角部屋の襖で幽霊も見た。その前の代も、その前の代もと・・・。
その出来事から、幽霊っているんだな。そういう確信が、私にはあるんです。
存在しないとか、存在するとかそういう話ではなく。肌で感じた事として。



























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