ふとユウカの方に目をやると、スマホを見て絶句している。
「どうしたの?」
「ねぇ、私たちが行ったコンビニって○○東店だよね?」
「え……どういうこと?」
「これ見て」
画面には、ユウカがSNSにアップしていたらしい『○○東店で限定スイーツゲット!』という写真。
そのコメント欄の『え、○○東店って去年閉店してるよ?』という文字。
「は? どういうこと?」
アケミがスマホで検索する。
「……ほんとだ。○○東店、閉店って書いてある」
「じゃあ、私たちが行ったのってどこ?レシートには○○東店て…」
アケミがさらにスクロールし、関連の検索結果を見ると、1年前の記事が出てきた。
“閉店した同チェーン店舗のオーナー夫婦、無理心中か”
記事には、新規オープンした○○西店との競合で 売上が急落したことが書かれていた。本部による、売上の良い商圏で店舗同士を競わせるようとするための嫌がらせとも言える出店計画が原因らしい。
写真の小さな顔写真。
そこに写っていたのは
駐車場で見た、あのおじさんとおばさんだった。
私たちは息を呑んだ。
私は咄嗟に、いつも行くコンビニの店舗名を調べて、さっきの買い物のレシートに印字されている店舗名と見比べる。
さっき行った店舗は間違いなく○○西店なのに、ユウカの言う通りレシートの店舗名は○○東店になっている…
「…おかしいよ…さっき行った店舗は○○西店なのに、レシー…」
“ピンポーン”
ユウカは目を見開いて小さく悲鳴を上げる。
アケミは青ざめて口を手で覆っている。
「……出る?」
「いや、出なくていい……」
「でも、モニターだけ……」
3人でモニターを覗き込む。
映っていたのは、
コンビニ店内の映像
レジに立つ老夫婦の姿だった。
今度はコンビニの制服を着て。

























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