目の前の公園

子どもの頃に住んでいたアパート

目の前には公園があり

近所の子ども達との遊び場になっていた

滑り台、ブランコ、ジャングルジム

一通りの遊具は揃っておりどこにでもあるような
普通の公園

しかし、一つだけ他の公園とは違う所がある

それはお化けが出るということ

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その日も母親は俺を連れて公園へ遊びにきた

珍しいことに自分達以外には誰もおらず
どこも貸切状態

しかし1人ではやることも面白味に欠けるのか

当時の俺は砂場で遊ぶことにしたらしい

砂場で黙々と何かを作っている俺の様子を時折眺めながら母親はのんびりとしていた

俺は歌でも歌っているのか、1人で口をパクパク動かし、何かを言いながら砂で遊んでいたらしい

徐々に日も暮れるころとなり
母親は俺を連れてアパートに帰ることにした