ある日、子どもの落書き帳を見ると、そこに描かれていたのは、赤い壁の家だった。
「これ、何?」と聞くと、子どもは無邪気に答えた。
「あかいおうちだよ」
僕は、心臓が凍りつくのを感じた。
「誰に聞いたの?」
「おともだちが、おしえてくれたの」
僕は、子どもの言葉に震えが止まらなかった。
僕は、あの赤い家の恐怖から、一生逃れることはできないのだと悟った。
終
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