「数えているの・・・」
「はち きゅう じゅう じゅういち」
そう言えば小さな声で数を口にしている
「何を数えているの?」
「人」
「何の人?」
「人があそこを歩いてるの」
「それでいったい何人いるかなぁって数えてるの」
「あなた!!」
奥さんは真っ青な顔をしている
「分かった部屋変えてもらうよ」
Mさんが帳場へ行くと
「あぁいいですよ」っと簡単に部屋を変えてくれた
部屋を変えてくれと言った時
理由も求めずにすぐに変えてくれた旅館の人の態度を見て
Mさん夫婦はもっとゾッとしたと言う
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