それで下の階の住人は帰ったんだが、何か変だな?とは思いながら、
AとBには、「下から苦情が来たのでちょっと静かにしよう」と言っておいた。
30分くらいすると、また部屋のチャイムが鳴った。
出るとまた下の階の住人で、今度はかなり怒っている。
住「お前らいい加減にしろよ。バタバタ歩き回ったり、ブツブツなんか聞こえてきてウザイんだけど。
こっちはレポート纏めてる最中なのに、集中できないんだけど」
窓締め切ってかなり静かにしていたのに、こういわれて何か釈然としないが、まあもめるのも嫌なのでこう返した。
俺「そりゃ悪かった。注意してたつもりなんだけど、まあいいや。
俺達これから出かける事にするわ。それなら問題ないだろ?」
そもそもこのアパートは結構新しく、そんなに音が響くわけ無いし、
最初に注意されたとき以来、かなり静かにしていたのに、理不尽だなと思いながら、
AとBに事情を話して、でかけようと切り出した。
今から考えると、今まで結構騒いでもどこからも苦情がなかったので、
この時に変だと気付くべきだったかもしれない。
時間は午後2時頃。
とりあえずゲーセンとかに行って、暇つぶしでもしようということになり、俺達はアパートを出た。
それからゲーセン行ったり買い物したりと時間をつぶし、ファミレスで晩飯を食っていると、
今度はアパートの管理会社から、携帯に電話があった。
不「○○を管理している○○不動産の者ですが、○○○号室の○○(俺)さんでしょうか?」
俺「そうですけど、何ですか?」
不「実はそちらの部屋が五月蝿いと苦情がありまして、お伺いしたのですが、ご不在のようなのでお電話しました」
俺「ああ苦情来たので、昼過ぎから出かけていました。以後注意します」
またかよ…と思い、俺がうんざりしながら答えると、不動産屋が変な事を言い出した。
不「昼過ぎというと、何時頃からですか?」
俺「確か2時か2時半頃だったと思うんですが」
不「それは間違いないですか?注意して欲しいと苦情の電話があったのは、6時過ぎ頃なのですが…」
今の時間は午後8時過ぎ。あれから一度も帰っていないので、どうもおかしい。
AとBに事情を話し、不動産屋には今から帰るので、部屋の前で待ち合わせする事になった。
アパートに着くと不動産屋(30歳くらいの女の人)が待っていて、
苦情の電話をしてきたのがやはり下の階の住人だったので、まずそこへ行く事となった。
出てきた下の階の住人はやはりかなり不機嫌で、話によると、
あれから暫らくは静かだったが、5時過ぎ頃からまた五月蝿くなり、
注意しても誰も出てこないので、管理会社に電話をしたらしい。























転載というジャンルを用意して除外措置をできるようにして欲しい