ごめん

｢ピチャ、ピチャ、ピチャ」

と音がしたと同時に体が動かなくなり
死んだあいつが化けてでたと思った。
すると

｢なんで捨てたの？なんで？なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで」

その瞬間、別れ話を持ちだときのあいつの顔を鮮明に思い出し
怖くなった。

その後の記憶はなく
不思議と同窓会の2日酔いも抜けていた
ついでに日曜で会社も休みだったのでお祓いに行ってきた。
神主さんいわく俺わ呪われているらしく
死ぬ前に付き合っていた俺や他の彼氏を呪ったらしい
これがもう少し遅かったら危険だと言われ
ゾッとした

それから何もなく過ごすことができた
友達も心配はしてくれた
それからクラスメイトと自分たちの間では
あいつの話は持ち出し厳禁となった

今でもたまに耳元で

｢死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね」

と聞こえるのは誰にも言っていない