サヨナラ 意味がわかると怖い話

朝起きてベットから目覚めるとみんながいなくなっていた。
外も中も静まり返っていた
少し前までは家は騒がしかったのに
今はこんなにも静かだ

そうだ外に出よう
お気に入りの靴を履き、玄関を開け、外に出た。
いつもなら

楽しげな声が飛び交っている商店街も
下校中の小学生や中学生が話しながら帰っていた
通学路も
今は静かで誰ひとり歩いていない

「ガサガサ」

ん、誰だ？
静かな商店街に突然の音に少し驚いた

が、そこには小さな女の子とその母親らしき
家族がいた。

久しぶりの人に少し興奮していたが
すぐに落ち着きを取り戻し、右手に持っている
刃物を取り出し

「まだいたのか よかった」