その後B子は店長に何かされることもなく、常に俺も隣にいたが不穏な動きは何もなかった。
ある日、夜番で俺とB子だけのシフトがあった。
もちろん店長はスタッフルームで事務作業をしている。
この日は、ピンをセットする機械が調子悪いらしく、珍しく店長が機械の修理を俺に依頼してきた。
ある程度、裏方仕事もできるようになっていたため1番端っこのレーンの電源を上げ、機械の下に潜り込み様子を見ることにした。
ボルトが外れている箇所がある、じゃあ倉庫から予備のボルトを持って来ようかと思った瞬間、レーンの電気が落ちた。
その瞬間、機械が俺の体に垂直に降りてきた。
高速で降りてきたわけではないが、車の修理の時のような体勢だったため逃げ遅れた俺は右上半身を思いっきり挟まれた。
苦しさのあまり声も出ず、身動きも取れないまま微かな呼吸を続けていた。
どれだけ時間が過ぎただろうか。
ふいに機械がふわっと少しだけ持ち上がった。
その隙になんとか抜け出した俺は、大の字で寝そべりながら大きな呼吸をし、生きていることが嬉しくて軽く涙ぐんでいた。
「大丈夫!??」
B子の声が聞こえた時は本当に嬉しかったと同時に安心したのか、俺は気を失ってしまった。
目が覚めると、病室だった。
隣にはB子がいて俺の手を握って泣いてくれた。
「病院連れてきてくれたん?
心配かけてごめんな。」
「運んでくれたのは店長。
私はただ付いてきただけ。。ごめん。。」
「謝らんでも、、店長にはあとでお礼言わなあかんなあ。」
「違うの!」
B子は怒っている時でもあまり出さないような、大きな声で否定した。
























鼻歌の意味がわからない
B子と俺幸せになーーれ