最後にお調子者のN君が聞いた、
「お前、ビビったのかよ?」
K君は胸を張って答えた
「いいや、全然だね!そりゃ少しビックリしたけどさぁ!」
私は幼いながら嘘だと言うことが分かった。
次々と友人等が挑戦しては、わ!と声を出したりK君の様に腰を抜かす物もいて、最後は息切れしながら森から帰ってきた。
だが皆は絶対に怖いと言う言葉を口にはしなかった。
最後は私の番だった、不安になりながらカーブミラーまで歩いた
つくなり鏡面を見つめると、
私の後ろには聞いた通りの少女が立っていた、ただ一つ違う点があった
いる。
振り返るとその子が立っていた、顔も見えた、はっきりと
うすら笑いで私を見つめる目は何も写っていない様に真っ黒だった
私は声を上げるのも忘れて走った
地面を見ていた、顔を上げると必ず少女とすれ違ったからだ
恐ろしくて必死に走った、通り慣れた道がずっとずっと長く感じる
頭の中でN君の声がする 怖かったのか?
「全然!」
N君の声はだんだん強くなる 怖いんだろ?
「いいや全然!」
走る走る 怖いって言え!
「怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い」
目が覚めた森のなかで倒れていた、
K君等が心配そうに顔を覗き込む、帰りが遅いので心配して見に来てくれたらしい
























おもしろ&怖いが混ざってます!今度、友達に紹介してみようと思います。