地元は田んぼと森だけがある田舎だった
そんな田舎の数少ない小、中学生の間で流行ってた肝試しがある
森の近くの畦道にポツンと立っているカーブミラーがあった
何故設置されてるのか、いつ設置されたのか誰も知らないカーブミラー
ひらけた道に不気味に佇むソレにはある噂があった。
夜の12時にそのカーブミラーの前を通るとミラーに女の子が映る
しかし振り返ると誰もいない…
ただそれだけだが娯楽のない田舎の小中学生には十分過ぎる刺激だった
夏休みになると悪友たち私合わせて5人で12時にカーブミラーへ肝試しに向かった。
ルールは簡単だミラーから少し離れたスタート地点から
一人ずつカーブミラーへ向かいミラーを確認したのち後ろを振り向き
森に入ってスタート地点へ戻ってくる、
一人が帰ってくるまで他の四人はスタート地点で待ってなければならない
最初は5人の内のリーダー的存在のK君から向かった
スタート地点は離れていると言っても開けているのでカーブミラーや
K君のリアクションもだいたい見える、
K君がカーブミラーまで歩き、見上げると腰を抜かしたように尻餅をつき、後ろを振り返るなり急いで森の中に走って行った。
数分したのち帰ってくると全力で走ったのだろう、
息を荒げて汗を滲ませながら話し始めた
「出た出た!本当にいたんだ、嘘じゃないぞ!
でもいなかったんだ、後ろにさぁっ!おまえらも行けよな!」
私たちは興奮してK君に聞いた、服装は?顔は?身長は?
どうやらおかっぱの女の子らしい白いワンピースに小学生高学年程度の身長、
顔はよく見えなかったとのこと、
























おもしろ&怖いが混ざってます!今度、友達に紹介してみようと思います。