私「あれ?田口は?」
中田「しらね、帰ったんじゃね」
山田「あいつの家、途中にあるからな」
私「え?そうだったの?」
田中「そうだよ、途中に工場有るじゃんそっち」
転校生であった私はそういう事は全く知らなかった
そもそもこうして彼らと遊ぶ様になったのも
この遊びがきっかけだった
中田「いっかい道路出ようぜ」
「おーい田口ーー」
それぞれが田口の名前を呼び道中探してみたがいない
中田「いねーし、帰ったろ」
田中「大丈夫かな…あいつまたどっかでけがしてんじゃね?」
夏休みの頃の話だ、遊ぶには丁度良い広さの空き地を発見し、この遊びをしていたとき
突然田口の姿が消えた
同様に皆で田口を探していたがみつからず
そのうちゲームしようぜの流れになり
全員での捜索活動は中断されたが
私は諦めず探していた。すると
ブロック下の雑草にうずくまる田口をみつけた
どうやら落っこちてその時に足を負傷した様だ
そんな経緯もあり、その可能性もよぎり
また山林に入り田口の捜索が始まった
しかし、田口の姿は無かった
捜索を断念し田口の家に行ってみようという事になった。
中田「あいついたらぶっ飛ばす」
「は?なにキレてんの」
中田「帰るなら一言あっても良いだろ」
まぁ、なんだかんだで中田も田口を心配していたのだろう。
思いの他遠かったがなんとか田口の家に到着した
わりと最近建てられた様な外観ではあるが
何だろう、家の周りにゴミとしか思えないようなものが所々散乱していた
ピンポーン……

























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