知人には事情を話し
何故か震える両足を動かしながらも
実際に誰もいないか、異変は無いかを確認する事にした。
勿論、電話は繋いだままだ
とは言うものの、自身の部屋の戸を開けるのも
若干躊躇した。
そこにいたら、暗がりの先に何かがいたら
戸を開ける
暗い廊下に明かりを灯す
誰も何もいない…
リビングの扉を開ける
「カチャ」
……何の変わりもない
バッグも起きっぱなしだ
残すは襖戸の部屋2つ、、、
「スーー…」
襖戸の先には
2部屋とも何も無かった。
一気に脱力と不信感が来た
いったい何だったのか、時刻は1時にもなろう頃
こんな事で知人に電話しまくって付き合わせて
情けないようなむなしさ
そこらじゅうの灯りを消し
知人と談笑しつつ部屋に戻る
ここで私がいた部屋について捕捉をする。
すりガラス戸を開けた正面には窓が有るが
カーテンは付けていない
と言うのも必要性を感じなかったからだ
向かいにはまた別にアパートがあり
そのアパートは一面壁、間隔としては3mくらい離れていたと思う。
おかげで先ず陽当たりが無い
また道路側に面してもいないので、人目にもつかない
以上の事からカーテンは付けていない
窓ガラスと向かいのアパートの壁が見えるのみ
のはずだった
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