「ガチャ…」
!?
開けた?いやいやいやいや
一瞬にして眼を見開きすりガラス戸の方へと視線を向ける
「ガチャン」
入って来た。確実に何かがいや誰かが入って来た。
しかしすりガラスには何も映らない
「カチャ」
リビングの扉が開かれた。
正直もう既に怖い、3つの理由で怖い
1つはまさかの心霊体験、確かに最初来た頃に感じていた違和感は有った、有ったが1人になったこんなピンポイントで起こるのか?
2つ、まさかの強盗、これはリアルに怖いやつ
武器になりそうなのはテレビのリモコンくらいで
こんな装備で大丈夫か?
3つ目はリビングに置き忘れのバッグを回収しに来た。、、いや鍵返せよもはや不法侵入の域だぞ怖いわ
そんなこんなで頭の中がぐるぐると思考を乱していた
「スーー」…襖戸を開けた
「スーー」…襖戸を開けた
とてつもなく嫌な予感しかなかった
これ、玄関から来て、時計回りで開けてないか?
だとすると次は
「カチャ」
リビングの扉が開かれる
すりガラスの戸には何も映らない
ヤバい、ヤバいなこれ来るな
「 カチャ 」
何かは風呂トイレに向かった
今しかない!
全力で知人に電話をした。片っ端から掛けた
幸いにも繋がった
と、同時に
テレビ、部屋の明かり
そして平静を装い知人と声高らかに電話をする
別に怖かったわけじゃない
自分を鼓舞したのだ。
この話は怖かったですか?
怖いに投票する 7票






















※コメントは承認制のため反映まで時間がかかる場合があります。