それから彼女の姿は徐々にぼやけていくと、最後はフッと消えた。
彼はガックリその場に膝をつく。
すると、
ピピピピピピ!ピピピピピピ!
ポケットの携帯が鳴り出した。
慌てて取り出し応答ボタンを押すと、耳にあてる。
警察からだ。
「どうも、F警察の〇〇です。
是枝さんですか?」
「はい」
緊張が走る。
ちょっとの間の後、おもむろに警察の人はしゃべり始めた。
「実は…………
絢子さんが見つかりました」
「え!本当ですか!?
無事だったんですか?」
「いえ…………それが
残念ですが」
「え……」
突然是枝は目の前の光景がぐにゃりと曲がったように感じた。
軽い吐き気がする。
この話は怖かったですか?
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ねこじろうさんの作品のファンです。以前のサイトがなくなってから探してこのサイトでやっと見つけました。
今後のご活躍を楽しみにしています
怖話の頃からの読者の方ですね
わざわざ来ていただき、ありがとうございます
現在はこちらのサイトに作品をアップしております
今後もあげていく予定ですので、また時間のある時とかに読んでいただくと、光栄です
━ねこじろう
めっちゃ怖くて面白い
怖がってもらえ、光栄です
─ねこじろう