ある夏の夜。プールの授業で疲れていた私は、YouTubeを見ながら寝落ちしてしまっていた。
目を覚ますとだいたい夜中の2時とかで、
まだYouTubeが流れていた。
だいたいこういう時訳の分からん動画になってるよな〜なんて思ってスマホを見ると、流れていた動画は、タイトルがめちゃくちゃ文字化けしていて、読めなかった。
動画を見て不気味さに凍りついた。
動画は学校の授業を恐らく教卓の方から映している物だった。
全員席について微動だにせずやけにニコニコしながらカメラの方をじっと見つめていた。
すると、先生(?)が話始める。
「この世にあっては行けないものってなーんだ。」
生徒たちは微笑みを止め、無表情で口を開く。
『人間。』
スマホの電源が落ちた。
私は怖くなって布団に潜り込んだ。
最後の生徒達の解答は、スマホ越しではなく、
耳元に直接聞こえたからだ。
[完]
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