小学生の頃、学校近くの公衆電話で夕方4時44分に『111』に掛けて受話器を置くと電話がかかって来て声がするらしい…という遊びが流行りました。
今もできるかわかりませんが、『111』にかけると折り返しかかってくる現象は電話機の配線がきちんと通っているかを確認する機能なのだそうです。
なので、その公衆電話に限らず、どの公衆電話からでも…何なら家電でもできたらしいです。
もちろん時間も関係ありません。
そんな理由など知る由もない小学生達は、放課後こぞってその公衆電話で『111』に掛けては「怖い~」と遊んでいました。
当然ながら学校からは【公衆電話で遊んではいけません】というお触れが出ていました。
『111』で掛かって来た電話に出るとどうなるかというと、実際は特に何もないんです。
受話器に耳をつけても無音。
そしてすぐに切れてしまうんです。
でもそれがまた逆に怖かったりしました。
何となくその遊びが飽きられてきた頃、「受話器から声が聞こえた!」と言い出した子が現れました。
その子は一人で『111』遊びをしたらしいのですが、受話器から低い男の人の声が聞こえたのだそうです。
何を言っているのか聞き取る前に切ってしまったので分からないけど怖かった…と。
その話はあっと言う間に学校中に広まり、当然確認したがる輩が沢山湧いて出るもので、放課後の公衆電話に列ができるほどでした。
時間などはもはや関係ありません。
すると嘘か誠かポツポツと「声を聞いた」と言い出す者が現れました。
しかし、ある者は「男が唸ってた」と恐々言い、ある者は「女の人だった!泣いてた!」と興奮気味に語るというように内容はバラバラでした。
そこは子供ですから、話題の中心になって注目を浴びたいとか目立ちたいといった心境でほらを吹いていた者がほとんどだったのではないかと思います。
私は極度の怖がりなので声が聞こえるなんて話が出始めてからは公衆電話に近づきませんでした。
そんな時、いつもつるんでいた友達Rが『111』を試したい!と言い出したのです。
もともと好奇心旺盛だったこともあり、ほぼいつも一緒にいた為断ることもできず付き合うことになりました。
冬に差し掛かった時期だったので4時半過ぎともなると結構暗くなります。
時計など持っておらず、ましてや携帯やスマホなどない時代ですのでだいたいの感覚で学校を出て4時44分までに着くように公衆電話へと向かいました。
どうしても4時44分時間通りに電話を掛けたかったRは、公衆電話に並ぶ必要があるなら延期!と言っていたのですが、その日は珍しく誰も居ませんでした。
Rは「そろそろかな」なんて言いながら躊躇なく受話器を持ち上げるとゆっくり『111』とプッシュし、少し受話器を耳元近くへかざしてから切りました。
程無くして電話のコールが鳴りました。
かかってくると分っていても心臓が跳ね上がります。
3コールか4コール目でRはそっと受話器を取り耳に当てました。
「もしもし?」
誰もいないはずの相手に向かってRは話しかけていましたが、案の定「やっぱり何も聞こえないや」と私に受話器を渡そうとしてきました。
その時…

























某霊能者の話だと「1は神の番号だから1のゾロ目は神の加護を表す」のだそうだ。
子供だし怖い妄想してパニクったのでしょう
ワイも小学生の頃に恐怖の電話番号が出回った
呪いの手紙の如く人から人へと流れてきた番号に昼間の学校からなら怖くねーべ!という発想で挑戦
ダイヤルQ2でしたw
わからない若者はググってくれ