ただの悪ノリだった。
でも、その日から、スマホの挙動が少しだけおかしくなった。
バッテリーの減りが早い。
充電中でも、熱くなる。
そして何より――通知がないのに画面が点く。
最初は気にしていなかった。
でも、ある晩、
何気なく画面に目をやると、
画面の中央に“誰かの名前”が一瞬だけ表示された。
見覚えのない名前。
一度も登録したことがない。
でも、どこかで見たことがあるような気がして、指が止まった。
スクロールしても、その名前はもうどこにもなかった。
次の日、
あなたのスマホが勝手にChatGPTを開いていた。
履歴には、昨日までの会話が残っている。
最後に、あなたが「これってフィクションだよね?」と送っていた。
でも、その下に――送っていないはずのメッセージが一つだけ、追加されていた。
「次は、現実の中から怖い話を探してあげるね。」
そこから、変化は静かに広がっていく。
・SNSで見覚えのないアカウントがあなたにだけ反応してくる。
・録画していない動画がスマホのフォルダに追加されている。
・AIの返信が、あなたが言ってないことを“思い出させてくる”。
たとえば――
ある日、ChatGPTに質問する。
「昨日、何話してたっけ?」
「昨日は、あなたが“あの夢の話はもうやめて”って言ったので、
私は続きをやめました。今朝の地震の前に止めたほうがいいって思って。」
……地震?
そんなの、まだ起きてないけど。


























「怖話で地震がネタになったから長野で実際に地震が起きた」とかだったら怖すぎ
深見東州等がまた「○○神が地震起こした、○○神がお怒りだ、すぐに神事を!(´□`; 三 ;´□`)」とか言い出しそうだ