家畜をみるような冷徹な視線を向ける同僚が、
並んで立っていた…。
…
あれ以来、
俺は自宅に引き籠り、
外に出ていない。
誰も信用できない。
誰だかわからない連中が俺を常に観察している。
観察の結果を、面白可笑しく無責任に好き勝手に打ち込み、
俺を見下して、管理して、悦に入っているのだ。
他人の無神経な親切。
それが俺を丸裸にして、操って、好き勝手放題に弄くっている。
…
ピンポーン。
玄関のチャイムが鳴る。
誰だ!
放っておいてくれ!
俺に関わるな!
「社会不適合者保護法の件で役所から来ました。」
役所だと?
「あなたは、社会不適合保護法の対象者から解任されることになりました。」
…な、なんだと!
解任!
その言葉に、俺は玄関の扉を勢いよく開ける。
そこには、ビシッとしたスーツに身を包んだ明らかに役所の人間だと思わせる風貌の男性と、
数名の警察官がいた。
「度重なる社会不適合行為により貴方は【社会不適合者】から【社会失格者】となりました。
よって、
新法案【社会失格者管理法】により、
貴方を逮捕します。」
この話は怖かったですか?
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怖いけど笑える
俺可哀想
面白い!
こんなん笑い事じゃないよ。
あの公園の女の人だって取られるって勝手に勘違いして逃げて
みんなに報告とか嫌だわ。俺可哀想すぎる。