「いけねえ、いけねえ。すぐ出すよ。」
「⚪︎⚪︎君が提出期限を忘れるの、これで12回目だよ。気を付けてね〜。」
…? 俺はふと同僚の言葉に疑問を感じる。
「…よく回数なんて知ってるな?」
「うん、上司の△△さんが教えてくれたの〜。」
…あんの、クソ上司…。
俺は小さくつぶやきながら、苦虫を潰したような表情を作る。
…
会社の帰り道。俺は腹いせに呑みに出た。
馴染みの店で熱燗を口に含む俺。いい具合に酔っ払った。
「オヤジ、会計してくれ。」
「はいはい、四千二百円になります。」
「あいよ。」
俺は財布を取り出す。
「なあ⚪︎⚪︎さん。」
「なんだい、オヤジ。」
「あんたさ、この前もここで呑んでたけどさ、あの時も四千円ほど呑んでだよね。ちょっと飲み過ぎじゃねいかね。」
「…は?」
「一週間前も、駅前の店で三千五百円飲んでたし。控えた方がいいんじゃない?」
…何を言ってるんだ? なんでそんな事を知ってるんだ?
…飲み屋同士の繋がり? いやいや。
「うるさいな。解ったよ、もう来ねえよ!」
俺は捨て台詞を吐いて店を出る。
…気分が悪い。
…
3日後。
会社の昔の同僚から電話がかかってきた。
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怖いけど笑える
俺可哀想
面白い!
こんなん笑い事じゃないよ。
あの公園の女の人だって取られるって勝手に勘違いして逃げて
みんなに報告とか嫌だわ。俺可哀想すぎる。