ナオヤ「・・・もしもし?○○です。どちら様ですか・・・?」
非通知にしてるから警戒している様子だ。
俺「(今だ、音声流せ!)」
小声でケイタに伝えると、ケイタは再生のボタンを押した。
「私メリーさん、今○○駅に居るの」
するとナオヤは「え・・・?え??えぇ!!??」
と言って電話を切ってしまった。
俺「・・・・・ふ」
ケイタ「・・・・・ふふ」
俺「あっはっはっは!!めっちゃビビってたな!!」
ケイタ「ドッキリ大成功ォ!!」
真面目に頑張ってるナオヤには悪いとは思ったが、酔ったテンションで善悪の判断がバグっていた。
俺「よし、次だ」
また非通知で電話し、ナオヤはまた電話に出た。
ナオヤ「もしもし・・・○○ですけど・・・」
「私メリーさん。今○○商店に居るの」
ナオヤ「ちょ!ちょちょちょちょ!!マジで!マジでだだだ誰なんですか!!??」
順調だと思っていたが、ここでケイタがナオヤのビビりっぷりに吹き出してしまった。
ケイタ「ぷっ・・・あっはっはっは!!ビビりすぎだろwwwマジか・・・!お前・・・ククク・・www」
その声がナオヤに届いてしまい、どうやらこのイタズラに気付いたようで、
ナオヤ「お前らか・・・!!!ビビらすなよ!マジで!!!」
ケイタ「いやぁ、頑張った甲斐があったわーwww」
ナオヤ「今度会ったら覚えとけよ・・・!」
作戦は失敗だったが、適度に楽しめた。
ただ、このためだけに作った音声ソフトはまだ続きが残っている。そこで、
俺「なぁナオヤ」
ナオヤ「何だよ」
俺「あと家の前に居るバージョンと、お前の後ろに居るバージョンの音声が残ってるんだ」
ナオヤ「・・・・・・で?」
俺「コレ最後までやらせてくれないか?」
ナオヤ「ふざけてんのかお前?」
鳥肌立つ
こわ