10枚目、嫌な予感は当たった。
Bが消えていた。
それだけじゃない。
C以外の2人がCに顔を向けていた。
俺は思わず情けない声を上げて携帯を放り投げ、布団を被って震えていた。
考えたくは無いがこのままいけば次はCの番だ。
そのまま2週間、俺は大学を休んだ。
AとCから着信やLINEが届いていたがとてもじゃないが連絡を返す気分にはなれなかった。
きっかけはAからのLINEだった。
Cが自殺した。
俺が大学を休んで数日経った頃、Cも来なくなったらしい。
連絡が取れないことを心配した親御さんがCのアパートに行ったところ、首を吊って亡くなってたそうだ。
Cの葬儀に行くからお前も来いよとのことだった。
Aと合流し、葬儀が終わって2人で帰り道を歩いていた。
短期間で2人の友人を亡くした俺たちは言葉も交わすことなく駅へと向かっていた。
俺はあの写真についてAに話すことにした。
Bが亡くなったあとBが写真から消えていたこと。
そのとき今度はAと俺がCを見ていたこと。
さすがのAも偶然には感じなかったのか、知り合いに霊媒師として仕事をしている人がいるのでその写真を送ってほしいと言われた。
横断歩道で止まっていたとき、写真を確認した。
消えたB、そしてCに向けて顔を向けているAと俺。
変わっていないことに俺は安堵した。
共有を押してAのLINEへと転送した。
信号が青に切り替わり、Aが先に歩き出したが俺は写真を見つめながら立ち止まっていた。
送信を終えたあと、すぐAの既読が着く。
そのとき数メートル先を歩いてたAが足を止めた。
A「え、おい。なんで今度はお前が」
そう言いかけた瞬間、鳴り響く急ブレーキの音と共にAが消えた。
トラックに撥ねられたのだ。
吹き飛ばされたAは数十メートル先の血溜まりの上で痙攣していた。
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