そして年が明けての3月のある日の晩。
大島はとうとう書斎に息子を呼び、きつく問い詰めた。
始めのうち押し黙っていたが、やがてポツリポツリと話し出す。
そして驚くべきことに、二人めの女児も息子が手を掛けていたことが分かった。
大島は一度大きく息を飲むと、尋ねる。
「何で、、何でそんなことをやったんだ?」
息子は涙を流しながらうつむいている。
「怒らないから本当のことを言ってみろ」
「……」
「誰にも言わないから言ってみろ」
「……」
「言わないなら、もうゲームソフト買ってやらないぞ」
最後の言葉が効いたのか、ようやく息子は口を開いた。
「怖いお兄ちゃんが」
「怖いお兄ちゃん?」
「うん。
色が白くてキツネみたいに目が細くて、口の端っこに変な傷があるんだ。
お兄ちゃんに睨まれたら頭がくらくらなってね、、」
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なんでだろう、気が狂ってる死刑囚もいるな
宮崎勤かと思ったけど、年齢も刑までの執行機関が違うから別のかな
多分、別の死刑囚ではないかと。
年齢もそうですが、宮崎さんとは
また違った気配ですね。
コメントありがとうございます
─ねこじろう