何をしているんだろう?
そう思いながら見ていると——。
「こんばんわー」
下から階段を上がってくる足音がした。
二階の住人のおばちゃんだった。
「こんばんわー」
階段の途中で、変な体勢で廊下を覗き込んでいた俺を見て、
怪訝そうな顔をしていた。
ふと、幽霊のほうを見る。
……そこには、もう”誰も”いなかった。
部屋の中に、入ったのか。
俺は自分の部屋に戻り、後悔した。
「なんであのとき、行かなかったんだ……」
ビビっていた自分が恥ずかしかった。
その時点で、俺はもうおかしくなっていたのかもしれない。
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めちゃめちゃ怖いです。
やっちまったな〜
なかなか怖い
OMG…