意外と近くに居るかもね？

やぁ。俺は田崎。35歳独身（仮名）

前住んでた所でトラブルに遭って、最近この○○町に越してきたんだ。
まぁトラブルと言っても・・・原因、俺なんだけどね。

ある日コンビニでバイトしてたら、めっちゃ可愛い娘が客で来てさ、ちょうど退勤時だったからその娘の家まで付いてったんだ。

都会だったら防犯意識が高いから俺は捕まっただろうけど、ここはちょい田舎だからね。
玄関のドアに鍵が掛かってない家が多々有るんだ。信じられるかい？

で、その娘はお酒の匂いがしたから、「コレはイケる」と思ったんだよねぇ。
案の定、アパートの入り口で鍵を開けるまで一切後ろを確認しなかったねぇ。

鍵が開いた瞬間、その子の口を塞いで部屋に押し入るまでに数秒、持ってたガムテープで素早く口、腕、脚を縛り、身動きの取れない状態にできた。

読者の諸君、気を悪くしたら申し訳ないが・・・当然、「強〇目的」だよ。

身動きできずに、涙目でこちらを見る姿に興奮しつつ、「さぁどうしてやろうか」と考えてる間にのどの渇きが限界を迎えた。

なぜならこの娘は、コンビニから２０分程離れたアパートに住んでいたから・・・。
まさかそんなに離れてるとは思ってなかったから、持ち物は自分の働いてるコンビニで社割で買ったガムテープとマスク、軍手くらいしか無かった。

そこで目についたのが、部屋にある冷蔵庫。
飲み物を拝借しようと開けてみると、焼酎の瓶が2本に缶ビールが6缶、タコわさとキムチ・・・。

おいおい、この娘、20代前半くらいの見た目なのに・・・なかなかのチョイスじゃないか・・・。

せっかくなので、缶ビールをいただこうと手を伸ばしたその時、「ドーーーーン！！！」と
後ろから大きな音がした。

振り返ると、手足を縛っていた娘が壁を思いっきり蹴っている。

ここはアパートの一室・・・当然隣には住民が居るわけで・・・すぐに「ピンポーン」と
インターフォンが鳴った。

俺「・・・・ヤバいな」

ここはアパートの3階。窓からは逃げられない。
ならば・・・玄関からの正面突破しかない。