後ろなんて振り返れません。
もし、あの手がこちらに向かってきていたら——。
もし、あの”何か”が這って追いかけてきていたら——。
床下の狭い空間では、どうすることもできません。
「なんだ、なんだ!? 指!? 手!? ヤバい!!」
こんなにパニックになったことは、
人生で一度もありませんでした。
もう、上の物音なんてどうでもよかった。
とにかく、早くここから出たかった。
あと少しで点検口に到着する、というときでした。
——確かに、私の左足のふくらはぎあたりに、
何かが触れたんです。
掴まれた、とは少し違う。
「触られた?」
そんな、かすかな感触でした。
「うわぁぁぁぁ!!!」
年甲斐もなく、私は叫びました。
こんなに叫んだのは、人生で初めてだったかもしれません。
すぐさま点検口から這い出て、
上に置いていた携帯を掴み、
現場を飛び出し、車へと走りました。
あたりはすっかり薄暗くなっていて、
時刻は夕方の18時。
この話は怖かったですか?
怖いに投票する 62票























怖いぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ
↑ありがとうございます。りょりょです。
このお話は私のyoutubeの視聴者様からの聞かせていただいた実体験を書いてみました。
まだいくつか投稿していただいたお話がありますので、お楽しみに☆
うわあこええええ
実体験はヤバいですね
怖かったです
よかった
ちょっと長いけど、読み応えはあったと思います
とても怖かったです!