今思うと、3人の言う通りにしていればとすごく後悔している。
「大丈夫でしょ。ちょっと見てくるだけ。」
そう言うと、
「仕方ないな。」
「見たらすぐに出るぞ!」
「やめとけって。」と言いながら3人も付いてきてくれた。
ゆっくり歩きながら敷地内に置いてあるものを確認しにいった。
「やっぱり、カバンだわ。」目の前まできてカバンと証明できた。
私は持ち主のヒントになるものが入ってないかとカバンを広げてしまった。
バラ、バラ、バラ、…と何か紙みたいなものが何枚か落ちてきた。
落ちてきた紙を見るとどうやらお札のようなものだった。
「なんだ、これ。気持ち悪いな。」と私は一瞬驚いてしまった。
「なぁ、このお札って…」
「多分、そうだ。」
「このカバン、社長のじゃねえ?」
カバンを投げ捨て、全員呆然としていると、
ガラガラ バタン カツっ カツっ
と引き戸のドアを開け、誰かが建物から歩いてくる物音がした。
その場にいた全員ビクッと反応し建物の方を見ていた。
ギイィィ
建物の入り口がゆっくりと開いた。
中から男性か女性かわからないが顔を下げて地面を見たままゆっくり歩いて出てきた。
……だ ……の ……を ………は
何かを呟いているが声が小さくて聞こえない。
「やべーよ。逃げよう…」
誰かが震えた声で言った。
みんな我に返ったように
「そ、そうだな。」
「逃げろ」
と走り出そうとした瞬間
























友人たち一同「よぉ久しぶり」語り主「まじか(歓喜)」
怖い