人間の意味
投稿者:miya (3)
?「だーかーらぁ!私は思う訳なのだよ!!」
暖かい日差しが差し込む昼下がりの校舎で、ひときわ大きい声が響く。
俺は某公立高校に通う1年生、亜紀斗(仮名・16歳)
今日はゆっくり漫画でも読みながら昼食を・・・と思っていたのだが・・・。
朱莉「お化けとかな!絶対居るんだって!!」
この空気読めない先輩は、3年生の朱莉先輩。
お化けだのUFOだの大好きな・・・ちょっと痛い先輩だ。
茉莉「いやいや・・・おねーちゃんさぁ・・・わざわざ1年の教室に言いに来る事か?それ」
メロンパンを齧りながら文句を言うのは、この朱莉の妹の茉莉。俺と同級生だ。
朱莉「仕方ないだろ!何故ならお姉ちゃんには同じクラスに友達が居ないのだから!!!」
俺「(でしょうねぇ・・・)」
などと心の中で悪口を言ったのが見破られたのか、額に消しゴムがぶち当たった。
俺「あ痛ってぇぇぇ!!!」
朱莉「おい聞いてんのか!亜紀斗!!」
俺「あ・・・聞いてますって!」」
朱莉「じゃあ今、私が言ってた信じられない出来事とは・・・なぁ~んだ?」
俺「・・・。ウチの学校の校長は・・・・・実はズラだった・・・!?」
朱莉「・・・。今お化けの話してんだろうがぁ!!確定実話はお呼びじゃねぇんだよ!!!」
俺「あ痛ってぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
茉莉「やれやれ・・・」
こんな感じで充実した(?)学生生活を日々送っている。
ちなみに俺たちの部活は、何を隠そう「オカルト研究会」だ。
部員は、部長の朱莉、茉莉と俺の3人。
朱莉が部活を作り、部員が集まらなさ過ぎて妹の茉莉を入部させたが、部員が3人居ないと廃部になるため、消去法で幼馴染であり帰宅部であった俺が、この沼に引きずり込まれたってわけ。
この部活は基本、活動報告書だけ出せば基本は自由に過ごせる。
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