異世界転生に憧れた後輩
投稿者:miya (3)
高山「’’&)”#$%恢&Uオ;k)(’!!!!!!」
だめだ全く聞き取れない。
ここで俺は一度電話を切り、職場の上司を電話で起こし、高山が何か事故に巻き込まれたかもしれないと話した上で、高山の家族と連絡を取ってもらう事にした。
上司にはものすごく迷惑がられたが構わない。どこかで高山が待っている。
会社に保管してあった履歴書から緊急連絡先の番号に上司から連絡を入れてもらった。
高山の家族曰く、「年越しでカウントダウンしてて、日付が変わってから姿が見えない」
との事らしい・・・自宅には・・・まぁ戻ってないよな。
もう一度高山に連絡しようと思った時、スマホが鳴った。
画面を見ると、「j@Lァ#%&fヶ(実際はもっとすごい文字化け)」
怖いが電話に出た。
俺「高山か!?」
?「・・・・・・・・・・・・・」
俺「おい!高山!!」
?「・・・・・・・・・%’’狭yンr」ブツッ
何か最後に少しだけ聞こえたが切れてしまった。
折り返してもコール音も無く切れてしまう。
これ以上はどうしようもないので、上司に自宅に帰る事を告げた。
上司の話では、高山の家族がさっき捜索願を出したらしい。
帰宅後にスマホからもう一度電話を掛けようと思ったら、高山のアドレスがどこにも見当たらなかった。
後日談だが、あれからも高山は見つかっていない。
捜索願も出てニュースにもなった。
俺はあの日の高山とのやり取りは、上司や聞き取りに来た警察にも正直に話してはいない。
会社の後輩が「自分でもよく分からないが、この場所に居るから、助けて欲しい」
と連絡を受けて行ってみたが、見つけられなかった。とだけ話した。
すごく面白いです。
書き方もわかりやすくて、すごいと思います。