暗闇の一本道と雑木林
投稿者:みーやっき (2)
短編
2024/04/29
15:57
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車で帰宅する途中、その場所を通り抜ける時は、思わず固唾をのみ、目をつぶってやり過ごした。
あれ以来その場所を暗くなってから歩くことは無かったし、自転車で帰宅するときも遠回りを
して別の道で帰った。
あの時の体験がなにかは分からない。
もしかすると近所の大人が子供を脅かそうとしただけかもしれない。
ただあの時、あのまま暗い夜道、雑木林の間を前方に駆け出していたらどうなっていただろう。
何もない場所でカバンが後ろに引っ張られたのは、単なる気のせいだったのか?
怖い系の話としては、よくある話、平凡な展開かもしれないが、自分が体験したことなので
そのままのことを書いてみた。
かなり昔なので、あの場所も整地され街灯もあって、いまは安心して通れるようになっている。
ただたまに帰省しても、遅い時間にあの場所を一人で通るのはいまだに避けている。
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