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意味怖(意味がわかると怖い話)

HPMPラブクラフトさんによる意味怖(意味がわかると怖い話)にまつわる怖い話の投稿です

『』
長編 2024/04/01 00:36 4,649view
5

ビキッ!

朔羅の額に青筋が浮かび上がった。
「てめぇ…肝試し終わったら覚悟しとけよ」
「冗談なんだけど…。まぁ、参加決定ってことで。社員は全員強制参加だからね。集合時間にはちゃんと廃墟前にいてね」
「あのっ、り、リタイアは?」
二人の一触即発に割って入り、恐る恐る聞く麻己音。
それに対し詠里はズバッと返す。
「全員強制参加」
「嘘だろぉおおおお!」
怖いのが苦手な麻己音は頭を抱えて叫んだ。
その様子を見た朔羅は、呆れからため息を吐き出した。
「まだ怖がってんのかよ。人外と仕事してる癖にこんなんでビビるんじゃねぇよ」
「いや怖ぇえよ普通に!言っとくが、人外つってもこいつらだぞ!怖いと思うか!?別次元の話だろ!」
「何しでかすか分からない恐怖なら断トツトップだけどな」

「ホント毎日ギャンブルしてる気分になるぜ。ってそれは、どうでも良いんだよ!」
「皆で固まって行くから大丈夫よ。それに…」
ニタァと嫌な笑みを浮かべる詠里。
「霊を容赦無くぶっ飛ばす朔羅」
「奴らに手加減なんていらねぇ」
当然のように言い放つ朔羅。
「元悪魔とは言え、とある特殊部隊隊長を務めていた黒」
「こっちはクリアしてるが、久し振りにこれもやりてぇし…」
未だにゲームソフトと睨めっこしている黒。
「神と妖怪の間に産まれた火夜」
「ただの狐ですよ、私は」
苦笑いしながら答える火夜。
「戦後時代に独眼竜として名を馳せた政宗」
「…」

無視する政宗。
「そして怨霊のあたし」
詠里の笑みが深まる。
その笑みに朔羅と麻己音は若干引いていた。
「何の心配が?」
「そ、そうですね」
その問いに麻己音は肯定せざるえない。
詠里の背後に言葉で表しがたい黒い何かがいる。
正直、黒より悪魔…いや魔王とでも言うべきだろうか。
朔羅は慰めるように麻己音に告げる。
「諦めろ。こいつらはそう言う奴らだ」
「ねぇねぇボクはボクは!?ボクにはないの?そういうの」
詠里に近づき、袖を引っ張りながらジャックは叫んだ。
「役立たずの癖に何を言っているの?顔洗って出直してきなさい」

4/10
コメント(5)
  • 怖かったです。

    2024/04/01/22:05
  • 句読点が多すぎて少し読みづらい。

    2024/04/04/18:01
  • ちょっと意味がわかりづらい

    2024/04/05/21:35
  • 忘れられない修学旅行に、なりましたね。

    2024/04/09/18:28
  • ちょっとメンヘラっぽい文章がいいね

    2024/04/11/13:07

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