覚えのないメモ
投稿者:八尺マン (46)
俺は何がなんだかわからなくなった
叔父さんが自殺未遂をするなんて、そんな様子は一切なかった
俺は入院先の病院にすぐに向かった
病室にいくと叔父さんは眠っていて、叔母さんが隣で座っていた
叔母さんはやつれた表情で
「さっきまで起きていたんだけど、今眠ったところ。なんでこんなことしたのか聞いたんだけど、何も覚えてないみたいなの? なんでこんな
とこにいるんだって、そればっかりで」
そう説明してくれた
自分でロープを用意して自分で首を吊って、それで覚えていない?
そんなことあるだろうか?
俺は疲れ切っている叔母さんにいったん家に帰ってもらうことにした
もうすぐしたら俺の親父も来る予定だ
それまでは俺が側にいよう
叔母さんが帰った後、俺はじっと寝ている叔父さんをみつめた
かなり痩せてしまっている
いったい何が起きたんだ
叔父さんが自殺を考えるなんて
そんなことあるはずがない
そんなことを考えていると、机にスマホが置いてあるのに気付いた
書いた覚えのないメモ
俺の中でそれが気になり始めた
ここ最近、叔父さん周りで起きていたおかしなことはそれしかない
俺は叔父さんのスマホを確認することにした
メモ欄を確認する
いつ どこで 誰が 何をする
と質問が書かれているメモが目に入った
俺はそれを一つ一つ確認していった
どれもおかしなものはない
叔母さんに○○時に会うとか、スーパーで○〇を買うとかそんなものばかりだ
だが、一番最後のメモ
スマホ、新品ではなく中古店で買った物だとしたら…
以前の持ち主の念が入っているのかも知れませんね
コメントありがとうございます!
前の持ち主の念がこもっていたのかも知れませんね💦