そして廊下に一歩踏み出そうとした時だ。
何かに足元を取られ思わず前に倒れこんだ。
額を廊下にぶつけてしまい、痛みを感じながらも仰向けになると改めて起き上がろうとした時だった。
いきなり何かが胸元にしがみついてきた。
焦げ臭い匂いに眉を潜めながら顔を上げそれを見た瞬間、背筋に冷たいものがサッと走る。
真っ黒に焼け焦げ頭髪まで全て失ったA.I子が
理科室の人体模型のようになった顔でこちらを睨んでいた。
そしてひたすら「マナブサン、マナブサン」と機械的に繰り返しながらその両手を伸ばすと、
俺の首をぐっと掴んだ。
【了】
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いいですねぇ
ハラハラ、ドキドキ、とても面白い作品でした。
コメントありがとうございます。
─ねこじろう
トラウマに、なりそう。
ドキドキしながら読みました((゚□゚;))
心が痛む
寝れませんね絶対にw
皆様コメントありがとうございます
─ねこじろう
マジで怖い
今夜寝れないかも
結局これってAI子が怖い話なのか語り手がサイコパスで怖いって話なのかよく分からない