幽霊の見つけ方
投稿者:チョコラブ (1)
短編
2024/01/08
21:07
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今から約7年前の話です。
当時、私は教育業界に興味を持ち、ある個別指導塾を運営している企業に入社しました。
3ヶ月の入社研修を経て、地元○○県○○駅近くの個別指導塾の塾長に任命されました。
私の塾は主に小学生から中学生の子供たちが対象で、
難関校合格よりも学校の予習・復習や定期試験対策に力を入れていました。
そのため、ほとんどの生徒が学校の授業に追いつけず、
テストで赤点を取っていた子供たちでした。
しかし、私はこの仕事に大きなやりがいを感じ、
彼らに良い成績を収めさせたいという想いでいっぱいでした。
ある日、夜間の授業が終わった3人の中学生(男生徒1名・女生徒2名)が
私のデスクの前にやってきて、質問をしてきました。
「せんせぇ~、今時間ある?」
「おう、あるよ。何だい?」
私は何か嫌な予感がしました。
なぜなら、彼らは塾内でもトップクラスの問題児だったからです。
「せんせぇ~、お願いがあるの!時間はかからないから!一生のお願い!!」
「分かったから!何をやればいいんだい?」
この時、私は彼らを早く帰らせたい気持ちから、
軽い気持ちで彼らの要望を聞き入れてしまいました。
彼らは互いに顔を見合わせながら、不気味にニヤァ~と笑って、
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