で、あっという間に1年が過ぎた。
クリスマス付近になるとかなり長い休暇があり、
それを機に一度日本に帰ることにした。
飛行機の中で座っていても、「後ろから」肩を叩かれる。
不気味だなあ、国を超えてついてくるなんて暇な幽霊だな、なんて思ってた。
日本に戻り、会社に挨拶を済ませ、実家に帰る。
親戚一同集まっていて、久しぶりの再会に朝までどんちゃん騒ぎ。
夜19時ごろ、どこから聞きつけたのか、明朝寺に来なさいとAさんから連絡があった。
朝5時ごろ、酒に溺れた体を引きずって寺に出向いた。
かなり増幅している、周りに影響しかねない。
あなた自身のお祓いと、お守りの効力をもっと上げます。
と、吐きそうになりながらAさんにお祓いを受けた。
それから1週間、肩を叩かれることはなかった。
また海外支社に戻り、なんだかんだあってそれから5年、計6年海外支社にいた。
肩を叩かれることはあったが、3日に1回くらいの頻度に落ち着いていて、
もう完全に気にしてなかった。
日本への帰還の辞令が出て、若くして部長補佐という役職を得た俺は、
意気揚々と日本に戻った。
羽田空港に着いたあたりで、今までにないくらい右肩が重くなった。
しかも、5分に1回くらい肩を叩かれる。
トン、トンではなく、ドン、ドンとかなり強くたたかれている感じ。
痛みを感じるほどで、新幹線の中ではもう泣き出しそうなほどだった。
駅まで弟に迎えに来てもらい、実家に近づくにつれて痛みは増していった。
頻度も上がり、ずっと叩かれている状態。
ドン、ドン、ドン、ドン、ドン、ドン、ドン、ドン、ドン、ドン、ドン、ドン、ドン、ドン
実家に向かう前に寺に向かってくれ、と弟に頼み、30分ほどで寺に着いた。
着くや否や、Aさんが青い顔して立ってた。
Aさんが、俺の弟に「明日の朝迎えに来てください」と伝えると、
俺は裏の倉庫みたいなところに連れていかれた。
「かなりひどい状況です。憑いた場所に戻ってきたのと、お守りが効力を持っていないせいで…」






















悪いものに憑かれやすくて実際に霊障にも遭ってるような状況なのに若くして出世とか
運とか関係なしにガチで仕事できるんだろうな
もしくは寺から遠ざけるためにわざと仕事はうまくいくように霊が仕事運にブーストかけてるとか?
かなり過去のコメに対してレスするのも何ですが。
今回の例で言えば霊媒体質↓と引き換えに仕事運↑みたいに足し引きされてるとか何とか…聞いたことあります。
最近流行りの呪術廻戦の天与呪縛という設定がまさにそんな感じでしたが
この人にもそういう側面がありそうな気がしますね。
両肩が亡くなったら次は頭かな?