私は一瞬めまいがして、近くにあった伝票を記入するためのテーブルにとっさに手をついた。
近くにいた行員がそれに気が付き、大丈夫ですかと声をかけてくれた。
大丈夫ですと返事をしようと顔を向けた方向は、老婆がいた場所だった。
しかし、車いすも老婆の姿も、そこには無かった。
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