だが、母親の口からは信じられない言葉を聞かされた。
「おばあちゃんなら・・・、あんたが生まれてすぐに亡くなったよ」
「え?すぐって・・・三歳とか、四歳の頃・・・」と言い終わる前に
「何言ってんだい、0歳の時だよ。だからあんたはおばあちゃんに会ったことなんてないんだよ」
そんなバカなと、父親にも親戚にも聞いて回ったが、みんなが口をそろえて言う。おばあちゃんはボクが生まれてすぐに亡くなったと。
じゃああの、優しかったおばあちゃんの記憶はなんだったんだろう。
自分にとって、一番古い記憶に残っているおばあちゃんの姿はなんなんだろう・・・。
・・・そして今、祖父の葬式におばあちゃんも参列しているような、そんな気配が感じられてならない。
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kamaです。どうも画像選びを一番最後にすると失敗する気がしてきました。
大丈夫ですよ!こっちは楽しく読ませていただいてます!!
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