20年前の記憶 ー 第四話・ピンクのおばあちゃん ー
投稿者:kana (210)
短編
2023/01/18
19:30
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腕の先が無いどころか、足の先もないのです。
ピンク色の光の中に浮いているそれは、肌もつるんとしていて目も小さく、
まるで毛のない動物のよう。
すれ違いざま、一瞬それと目が合う。金色の瞳がこっちを見ている。
Nさん、その瞬間、アクセル全開で急いでそこを立ち去ったそうです。
それからというもの、Nさん、2度とそこは通らないようにしたそうです。
いや、きっとアレは深夜残業の疲れで見た幻かなんかだったんだろう・・・と
自分に言い聞かせてはいるらしいのですが・・・
2度と行く気はないって、宣言してましたね。
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kamaです。
なにかのトラブルか、画像が掲載されませんでした。
大変申し訳ありません。